一日一曲(318)ロガレフ:ドムラ協奏曲「ドメニコ・スカルラッティ」

 本日も昨日に引き続いてドムラを独奏楽器とした協奏曲をどうぞ。

 本日の作曲者はイーゴリ・ロガレフさん。・・・調べてみたのですが、なかなか経歴が出てきません。ソ連・ロシアの作曲なんだろうな、という推測だけです。

 18世紀の前半、今から約300年ほど前に活躍した大作曲家、ドメニコ・スカルラッティさんの作風をオマージュした曲で、スカルラッティさんの作風が見事に表現されています。スカルラッティさんは鍵盤楽器の大家で、こういった作品ではピアノ曲として創られることが多く、事実そういう作品が数多の作曲家により作られているのですが、本曲は弦楽器の作品として創られています。かなり珍しいのではないかと思います。鍵盤楽器、そしてスカルラッティさん特有の急速なパッセージ、ドムラで演奏するのはかなり大変なのではないかと思うのですが、本日の演奏では超絶技巧を聴かせてくれています。
 曲は協奏曲の伝統的な形式である急緩急の3楽章形式(第2楽章と第3楽章は続けて演奏されます。本日の演奏ではトラック2の3分20秒からが第3楽章になります)で作られています。
 メロディも親しみやすく、本曲も初めての方でも十分楽しめる曲ではないでしょうか。 

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ロガレフ:ドムラ協奏曲「ドメニコ・スカルラッティ」

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