一日一曲(932)ヴェルフル、ヨーゼフ:ピアノ協奏曲第6番 ニ長調「かっこう」

 本日は、生誕250年(1773年12月24日生)を迎えらえたオーストリアの作曲家兼ピアニスト、ヨーゼフ・ヴェルフルさんの曲をご紹介します。

 ヴェルフルさんはザルツブルクで生まれ、同地でレオポルト・モーツァルト(あの大作曲家モーツァルトさんのお父様)とミヒャエル・ハイドンさん(これまた大作曲家びハイドンさんの5歳年下の弟)さんに学びます。7歳の頃から人前で演奏(ヴァイオリン)を行っていたそうです。1790年には大作曲家モーツァルトさんからも指導を受けたこともあったそうです。ベートーヴェンさんとはライバル関係にあり、1799年にはピアノの「決闘」をされたとのことです。残念ながら勝負はベートーヴェンさんの勝利に終わったそうです。

 本日の曲はピアノ協奏曲。「かっこう」の副題がついていますが、第3楽章に「かっこう」のモチーフが登場することからつけられたものです。「かっこう」というと、ルイ=クロード・ダカンさんのピアノ曲(クラヴサン曲集 第1巻 組曲第3番より第1曲「かっこう」)が有名ですが、本曲もうまくメロディを使っていまして、もっと演奏される機会があってもよい曲ではないかと感じました。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴェルフル、ヨーゼフ:ピアノ協奏曲第6番 ニ長調「かっこう」

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