一日一曲(1331)バウティスタ、フリアン:前奏曲と舞曲

 本日は、スペイン8人組特集の第5回です。本日はフリアン・バウティスタさんの曲をご紹介します。

 バウティスタさんは1901年にスペインの首都マドリードで生まれました。14歳からマドリード音楽院で作曲をび、19歳で作曲家としてデビューしました。1923年と1926年の2度にわたって弦楽四重奏曲で国家賞を受賞しました。1930年に結成された「スペイン8人組」に参加、精力的に活動しますが、スペイン内戦に巻き込まれ、スペインを脱出、フランスとベルギーで1年過ごした後、1940年にアルゼンチンのブエノスアイレスに移り、同地で活動することとなりました。どうちをはなれることなく、1961年にブエノスアイレスで60歳で亡くなられました。

 本日の曲はギター独奏曲「前奏曲と舞曲」です。前奏曲、舞曲、いずれもスペインの風味が強く感じられる曲です。特に舞曲は、踊りの部分と踊りの間のゆったりした部分との対比が聴きどころの一つです。ゆったりとした部分の表現、なんとも味があります。1928年、作曲者27歳の若かりし頃の傑作と言えるでしょう。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バウティスタ、フリアン:前奏曲と舞曲

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