一日一曲(811)フゼッラ、ガエターノ:瞑想曲

 本日は、没後50年(1973年8月28日没)を迎えらえたイタリアのヴァイオリニスト兼作曲家、ガエターノ・フゼッラさんの曲をご紹介します。

 フゼッラさんは1876年にナポリのブルジョアの家庭に生まれました。子供の頃からバイオリンに親しんでいたそうです。1886年にサンピエトロアマジェッラ音楽院のディレクターに見いだされ、入学して音楽を本格的に学びます。在学中の1892年にはナポリで作曲家としてのデビューも飾っています。1894年に卒業したのちは主にヴァイオリニストとしてヨーロッパを中心に活躍されました。晩年は教育にも熱心だったとのことです。最後の公の場での出演は1970年で、カゼルタヴェッキア大聖堂でシューベルトのアヴェマリアを演奏されました。このとき94歳!ヴァイオリニストとしての一つの記録かもしれません。

 「瞑想曲」と題された本日の曲は、多く作曲したヴァイオリン曲の中の1曲です。メロディがとても美しく、うっとりと瞑想の中にはまっていくような曲です。超絶技巧は何も使われていませんが、本曲も強烈に人の心を捉えてとりこにする魔法に満ちています。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フゼッラ、ガエターノ:瞑想曲

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