一日一曲(531)カプースチン:モーティヴ・フォース

 本日は、敬愛する作曲家、ニコライ・カプースチンさんの生誕85周年(1937年11月22日生)に当たりますので、カプースチンさんの曲をご紹介します。

 モーティヴ・フォース(motive force)は1985年、作曲者47歳の時作品です。2005年に日本で出版された「カプースチンピアノ作品集1(全音楽譜出版社)」に本作品の楽譜と作曲者自身の解説が収録されていまして、そこでは、『私の作品中最も短い曲』と記されています。その後の作品も、これより短い曲はありませんので、本曲がカプースチンさんの全作品中最も短い曲ということになります。非常に速い添付のジャズ・ロックでして、そのため演奏者には高度な技が要求されます。聴いている側のテンションもグングン上がるエネルギッシュな曲です。

 本日の演奏は、カプースチンさんと親交のあったピアニスト、川上昌裕さんの演奏です。作曲者自身の演奏もありますが、残念ながらNMLにはございませんでした。なお、自作自演版では、本曲は「moving force」と題されています。これは、自作自演版がミスプリです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:モーティヴ・フォース

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