一日一曲(947)カリッシミ、ジャコモ:トッカータ

 本日は、没後350年(1674年1月12日没)を迎えらえたイタリアの作曲家、ジャコモ・カリッシミさんの曲をご紹介します。

 カリッシミさんは1605年にローマ近郊の街マリーノで酒樽造りの職人の家に生まれました。音楽を志し、20歳でアッシジの礼拝堂の指揮者にまで登りつめます。1628年には、ローマのコレギウム・ゲルマニクム(ドイツ人神学校)附属の聖アポリナリス教会の楽長となり、死ぬまでその地位にいらっしゃいました。ヴェネツィアの聖マルコ大寺院から、大作曲家として名高いモンテヴェルディの後任楽長として就任を打診されたことがある。1637年には司祭に叙任されてもいらっしゃるようです。オラトリオ(「聖譚曲(せいたんきょく)」と呼ばれる、バロック音楽を代表する楽曲形式のひとつ。キリスト教と密接に関連した宗教的な音楽です)の最初の重要な作曲家と位置付けられていらっしゃいます。

 本日は、お得意のオラトリオではなく、オルガンの小曲「トッカータ」をご紹介します。緊張感あふれるドラマチックな曲です。NMLにはカリッシミさんの器楽曲の収録は少ないようですが、他の器楽曲も聴いてみたいところです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カリッシミ、ジャコモ:トッカータ

カリッシミ、ジャコモ:トッカータ

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です