一日一曲(1038)芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽

 本日は、昨日までご紹介した團伊玖磨さんが1958年に結成した「三人の会」のメンバーの一人、芥川也寸志さんの作品をご紹介します。

 「3人の会」は、結成当初は「3人の會」と表記されていたそうです。1954年から1962年まで5回の演奏会を行い、おのおのの自作を指揮されました。

 本日の曲は、オーケストラのための作品、「交響管弦楽のための音楽」です。
 本曲は、1950年にNHK放送25周年記念事業の懸賞募集管弦楽曲応募作として作曲されました。審査の結果、昨日までご紹介した團伊玖磨さんの交響曲第1番と並んで特賞入賞となりました。本曲が芥川さんの出世作となりました。團さんとのそんな縁も「三人の会」結成の一つのきっかけになっているように思います。
 何か不吉なものがやってきそうな予兆に満ち満ちた第1楽章、そしてついにやってきた不吉なものが荒れ狂っているような第2楽章の2楽章形式で書かれています。2楽章のメロディ、やたら耳に残りますね。しばらく本曲が頭の中で繰り返されて参りました。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽

芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽(MP3ダウンロード)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です